私の長く続いている趣味のひとつにスーパー銭湯(スパ)通いがあります。
長時間お湯に浸かっていると自分という存在が”無”になれるような感じがして、元気なときはもちろん、疲れたときや悩みがあるときなど、通い続けて6年近くになりました。
その中でも一番通った『天神ゆの華』が昨年秋に閉店してしまったので、その思い出を書き残しがてら、他にも近辺のスーパー銭湯をいくつかご紹介してみます。
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天神ゆの華

2022年10月1日閉店。
福岡の最大都市、天神から徒歩で行けるという立地に恵まれた老舗のスーパー銭湯でした。しかも温泉。
一階と二階で広さもお風呂もかなり違っていて、それが日毎に男性風呂と女性風呂に入れ替わる形でした。
一階のほうがかなり広いのですが、私は二階の露天風呂が好きだったな。天神から徒歩で行き帰りできるおかげで遅くまでいられるので、他のお客さんが少なくなった深夜に露天風呂で空を見ていると最高に”無”になれて大好きでした。
面白かったところも書いておくと、ジェットバスの水圧が他スパと比較して信じられないほど強く、とくに二階は初見は身の危険すら感じる水圧が楽しめました。
ごはんもおいしくて、冬の一人鍋が最高でした!鍋料理、大好きですが一人だと面倒さがやや勝るので…温泉に行ったついでに食べられることが至福でした。
私がゆの華に初めて行ったのは2017年で、交通面のあまりの強さと深夜の露天風呂の極楽さで、あっという間にホームスパになりました。会員カードを見ると5年で100回弱通っていたようです。
つねにお客さんが多いので、コロナ禍に入ってからは少しでも人混みを避けたい気持ちから後述の八百治の湯に行くことも増えていましたが、そうこうしているうちにこの一帯が再開発の対象になり閉店。

名残を惜しみに行った時の写真です。
この立地と規模で温泉をひいているスーパー銭湯なんてやはり他に代替のない唯一無二の場所だったので、再開発後もここをスーパー銭湯にしていただけないでしょうか…という気持ちでいっぱいです。
博多天然温泉 八百治の湯

公式サイト:天然温泉八百治の湯 八百治博多ホテル
博多駅から徒歩圏内のホテルです。入浴のみコースがあるためそちらをよく利用しています。
こちらも温泉。露天風呂はなく、浴槽3つ(熱め・ぬるめ・水風呂)とサウナというシンプルな構成ですが、なにげに女性脱衣室のドライヤー設備が異様に豪華だったりします。
あと店員さんの対応がすごく丁寧です。うれしい。
私がここをよく利用している理由は【午前】6:30~9:30(最終受付 9:00)の利用時間にあります。これが昼夜逆転しすぎてやばいときや早朝覚醒しすぎてやばいときに、「そうだ!温泉行こう!」と気分転換に即向かうことができて非常に便利でした。もちろん旅行中のスケジュール調整でも便利だと思います。
駅からの距離も道のりのわかりやすさもとてもいい感じ。近年の福岡は天神より博多のほうがなにかと便利になってきたこともあり、オススメの温泉施設です。ご旅行の際はぜひ。
カンデオホテルズ 福岡天神

公式サイト:カンデオホテルズ 福岡天神
天神駅から徒歩圏内のホテル。こちらも入浴のみコースが利用できます。
ただしビジター利用(日帰り入浴)を受け付けていないタイミングもありますので、事前に必ず公式サイトをご確認ください。
公式サイトにある天神駅から徒歩約9分はべつに間違いではないのですが、天神駅から天神の街に背を向けて徒歩9分という感じなので、把握していないとあれっ???となるかもしれません。なりました。
お湯は温泉ではありませんが、露天風呂があります。全体的にオシャレです。
ヒナタの杜 小戸の湯どころ

公式サイト:ヒナタの杜【公式】 – 小戸の湯どころ
最後は天神博多からかなり離れたところにあるスーパー銭湯ですが、天神ゆの華の閉店でホームスパを失い、さまよっていた私に「ここをホームにしたいかも…」と思わせてくれたヒナタの杜です。
やや不便な立地ではありますが、近隣施設も巡る無料送迎バス『クルットバス』があったりもします。
温泉ではありませんが、炭酸泉が気持ちいいです。露天風呂あり。これが私が愛してやまなかった天神ゆの華の露天風呂の極楽さとかなり近く、出会えたことに感謝しました。
あといつ行っても店員さんの対応が丁寧です。うれしい。
最寄り駅から徒歩20分かかるうえ、付近は夜道になると人の気配がなさすぎて本気で怖いので、送迎バスが終了した夜間に行くなら最寄り駅までのタクシー代を勘定に入れたほうがいいかと思います。本当に怖いです。
以上、天神ゆの華の思い出記録を兼ねて、近年行った他のスーパー銭湯の感想も書き連ねました。減少傾向とはいえ福岡のスーパー銭湯はまだまだありますので、引き続きいろいろ遊びに行ってみたいです!